「煎りたて・挽きたて・淹れたて」のしあわせコーヒー

「煎りたて・挽きたて・淹れたて」のしあわせコーヒー | tens-life-1

先日、栃木県那須町にある「非電化工房」の見学会に行ってきました!
 
非電化工房とは、このブログでも紹介した本「月3万円ビジネス」の著者・藤原靖之さん主催のアトリエです。
 
敷地内にある非電化な建物や、非電化グッズを2時間かけて見てまわり、そのあと藤村さんのお話しを2時間に渡って聞かせてもらい、とっても有意義な一日でした。
 
今回はその中でも、とても印象深かった、コーヒーのお話しです。


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[工房のお弟子さん達が淹れてくれたコーヒー]
 
途中15時頃に、一杯のコーヒーを頂きました。
無農薬・有機栽培で作られたコーヒー生豆を、非電化コーヒー焙煎器を使って4~5分煎り、10分冷まして、挽くのに4分、お湯を通して淹れるのに5分、そうして出来たコーヒーです。
「煎りたて・挽きたて・淹れたて」の一杯は、えぐみや酸味など全く無く、今まで味わったことの無い、とても香りの良いものでした。
 
みんなで美味しいコーヒーを味わいながら、藤村さんがコーヒーのお話しをしてくれました。

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鮮度のお話し

"煎った後のコーヒーは、たちまち酸化してしまいます。酸化したものは身体に良くないし不味い。“生豆”のままですと、2年でも3年でも、アルカリ性を保ったままで、採れ立ての状態を維持できます。
 
珈琲焙煎器

「煎りたて・挽きたて・淹れたて」の一杯は酸化する暇もなく、アルカリ性のとても身体に良いものだそうです。
確かに市販のコーヒーはブラックで飲むとあまりに美味しくなくて、ミルクや砂糖を入れないと私は飲めません。
今回頂いたコーヒーは、それら市販のものとは全く違う飲み物に感じました。

鮮度について、もう少し調べてみると

一般のコーヒーには渋味、苦味、えぐ味があり、飲み過ぎると胃を荒らし、胸やけもします。また眠れなくもなります。この味をコーヒーの味、その作用はカフェインのせいだと勘違いしている人が実に多いのです。それゆえ、コーヒー嫌いの人も多いし、普通の人でもミルクや砂糖を入れて、その味をごまかして飲んでいるわけです。
 本来のコーヒー(焙りたて、入れたて)なら、ストレートで飲んでも味よく、香りよく、寝る前に飲んでも安眠効果があって(広島市の浜田病院では不眠症の人にコーヒーを勧めている)、胸やけもおこさず、体も心地良く暖かくなってくるものなのです。子供が飲んでも安心なものなのです。
 この差は、実はコーヒー成分の「酸敗」にあるわけです。日本はコーヒーの消費国としてはアメリカ、ドイツに次いで世界第3位の国です。しかし、その日本ではコーヒーについては全く本物を知らない、無知な国ゆえに、残念ながら酸敗したコーヒーがのさばっています。共立女子大学食品栄養学研究所 泉谷希光博士によると、「コーヒーは焙煎後、豆で1週間、粉に挽くと3日、入れると30分で酸敗してしまう」のです。
 
日本人の飲まされているコーヒーは酸敗(まずい、有害、薬効なし)しているのをご存知ですか? 安全な食べものネットワーク Alter[オルター]

なるほどー。勉強になりました。
 
先日、「甘い物は脳に悪い 」という本を読み、それまで仕事をしながら何も考えずに飲んでいたインスタントコーヒー+ミルク・砂糖をお茶に変えました。そしたら、おしっこの量が減り、眠気も減り、なんだか精神的にも落ち着くようになりました。
 
そんな矢先の「煎りたて・挽きたて・淹れたての一杯」と出会いに、ちょっとした運命を感じました。

農薬のお話し

現在の近代化したコーヒー豆の生産には、大量の農薬・化学肥料が使われています。
 
今回頂いたコーヒーは、ブラジルのジャカランダ農場を営むカルロスさんが栽培している、無農薬有機コーヒー豆でした。
カルロスさんは手間隙かけて、安全で美味しく、地球にやさしい無農薬有機コーヒーを作ってくれています。

周辺の農場が次々に農薬を導入していく状況にあって、農薬に対するカルロスさんの危機感は募るばかりでした。除草剤を散布した場所で見た小鳥の死骸。農薬散布されたコーヒーの実をうっかり食べて、口の中が腫れ上がるような感触を味わったこと……そうした体験から、自分の農場ではごく少量の農薬しか使わないように心がけていました。 そんな矢先、カルロスさんの次女テルマが可愛がっていた7頭の牛が、農薬入りの水を飲んで死ぬというショッキングな事件が起こりました.。その2年後、当時サンパウロ大学で生化学と薬学を学んでいたテルマから、農薬の取り扱いに関する細かい注意が書かれたレポートが送られてきたのです。レポートに目を通したカルロスさんは、「農薬の使用は、生産者にとっても、消費者にとっても自然環境にとってもよくない」と判断。1978年から段階的に使用を減らしていって、1983年を境にジャカランダ農場ではまったく農薬は使われなくなったのです。
 
珈琲焙煎器

検索してみると、農薬についての情報は実に様々。農薬NGとなったら、困る人がたくさんいますからね。
 
私は今後、無農薬有機コーヒーを飲みたいと思います。
本気でコーヒーと向き合い、消費者を想ってくれているコーヒー作りのプロが、ここまで言ってくれているので。
 

流通のお話し

大手商社(先進国)は、生産者(新興国)に農薬・化学肥料・機械化・大型化で大量に生産させ、それらを安く買い叩きます。
そうして安く買った豆が日本の消費者の手元に届くのに7段階もの商社を経由するのだそうです。生産者は¥0.1/gで買い叩かれ、日本の消費者が買うときには¥3/gなんだとか…30倍ですか(汗
 
コーヒー豆の流通は、実質世界大手4社が牛耳っており、このシステムはよほどのことが無い限り変わらなさそうです。
しかも、無農薬有機栽培はとてつもなく高くつくのに、同じ値段でしか仕入れてもらえない。これではカルロスさん達は救われません。
 
しかし!カルロスさんは中村隆市さん(株式会社ウィンドファーム代表。カルロスさんの日本のパートナー)を経由し、消費者へ直接お届けするという2段階の流通にすることで、無農薬有機コーヒー豆が一般品と同等以下で買えるんです。ありがたい。

"煎った後のコーヒーは、たちまち酸化してしまいます。酸化したものは身体に良くないし不味い――ですから、煎った後のコーヒー豆は、200グラム単位のアルミ蒸着パックに密封されて販売されるのが普通となりました。手間がかかりますから、200gの小売価格は500円から1200円、これが“常識”となりました。“生豆”のままですと、2年でも3年でも、アルカリ性を保ったままで、採れ立ての状態を維持できます。密封や冷蔵といった、特別な保存方法は不要です。ですから、纏めて購入できます。纏めてなら、カルロスさんから、中村さん経由で消費者に直接届けることができますから、原価は高くても消費者の購入価格は一般品と同等以下にすることができます。「美味しくて、安全で、身体に良い」コーヒーを一般品と同等以下の安さで実現できるのですから、消費者は嬉しいし、カルロスさんも嬉しい‥‥ということになります。これを実現するためには、できのいい珈琲焙煎器が必要だった‥‥というわけです。
 
珈琲焙煎器

この想いに応える為に藤村さんが発明したのが「非電化コーヒー焙煎器」です。

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この焙煎器で煎られたコーヒーは絶品でした。
 

まとめ

無農薬・有機栽培で丹念に育てられた極上のコーヒー生豆を手に入れて、自分好みに煎って、挽いて、淹れて飲む。
こういうことに時間をかけられるのが、本当の豊かさなんだろうなぁとしみじみ感じました。
 

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