カラダの違和感を取り去り、パフォーマンスアップまで成せるほぐし術「骨ストレッチ」

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誰でも速く走れる骨ストレッチ」という本を最近読みました。

著者は陸上短距離の元スプリンターである松村卓さん。現役時代の100メートル走の最高タイムは10秒2。北海道国体7位、東日本実業団4位、全日本実業団6位などの実績を持つ方です。

1998年に現役引退後、スポーツケアトレーナーに転身。ケガが絶えなかった現役時代のトレーニング法を根底から見直し、筋肉ではなく「骨」の活用法に重点を置き、その結果生まれたのが、本書のタイトル「骨ストレッチ」です。

本書を読み、直接話しを聞きたくなったので、12/16東京での講習会に行ってきました。そこで著者:松村さんから「骨ストレッチ」のご指導を受けたわけですが、この「骨ストレッチの効果はちょっと凄いです

「骨ストレッチ」ってなに?

骨ストレッチは数年前まで「骨整体」と呼ばれていたそうです。その頃の動画がYouTubeにありましたので、まずはご覧ください。

どれくらいすごいの!?

下記ページに、体験した方々の感想がたくさんたくさん載ってます。

体験談|芯動骨整体:ニックネームは骨ストレッチ®

感じ方は人それぞれですが、多くの人が「カラダが軽くなった」「可動域が広くなった」と感動しています。そして、「今までのストレッチはなんだったのか?」と、皆さん同じような感想をもたれています。

私が参加した講習会でも、上記同様みなさん感動の嵐でした。

「骨ストレッチ」の根本思想

本書を読み、著者の松村さんに直接お話しを聞き、根本思想は高岡英夫さんとほぼ同じだなと感じました。

書籍「究極の身体」や「ゆる体操」の著者です。私は今から5年前にこれらの本と出会い、その後のテニスにおいてレベルが格段に上がりました。

高岡さんも「骨」を活用することの重要性を説いています。その為に欠かせないのが「」と「ゆるいカラダ」です。

軸が無かったり、軸が曲がったり傾いていたら、それを支える為に、カラダは無駄に力んでしまいます。また、軸が立っていても、カラダのどっかが固まって(力んで)いたらと、その固まりポイントで地面・下半身・体幹からの力の伝播が遮られてしまいます。これがゆるんでいる状態で、カラダがうまく連動すれば、伝播する力はその大きさを増すでしょう。 

すごく簡単に書きましたが、こんな感じの根本思想が高岡さん、松村さんともにあると思います。

ではこの「骨ストレッチ」はイコール「ゆる体操」かと言うと、ちょっと違います。

「骨ストレッチ」の特徴

大きなの特徴は、下記の2点。

  • 間接を押さえる
  • 親指と小指をくっつける

本を読むと分かりますが、どちらも解剖学的な根拠はありません。
が、ヒトのカラダのことなんか、実際問題わからないことだらけなので、「根拠がないこと」=「試す価値が無いではありません

当ブログでは何度も言っています通り、大切なのは、本人の感覚です。面白そうなことはどんどん試して、カラダの声を聞きましょう。

ちなにみ上記ポイントの後者「親指と小指をくっつける」は「色々試した結果、効果があったんだよ」的なお話です。私はあんまり気にせず、適当に気持ちよくやっています。間接を押さえる手も同様です。

間接を押さえることによる効果

お気づきかもしれませんが、骨ストレッチのポイントの1つは、「親指と小指で体の節々を押さえる」ところにあります。

なかでも手首やくるぶしは重要ポイントです。こうした体の末端部を押さえることで、ストレッチによる刺激が体幹(胴体)に伝わりやすくなるからです。

末端を制御することで体幹に刺激が伝わりやすくなる

これが骨ストレッチの基本メカニズムです。

もう少しわかりやすくいえば、「体の節々を押さえることで、手足と胴体が連動しやすくなる」ということです。

via 「誰でも速く走れる骨ストレッチ」 P51

松村さんがこの骨ストレッチの効果を発見した背景は『「機動戦士ガンダム」のモビルスーツ達の関節が誇張されているのを見て、手首をホールドしてプラプラ振ってみたら、すごいカラダがほぐれた』というもの。

ちなみに私がこの骨ストレッチをやって感じた「間接を押さえる」ことによる効果は下記です。

  • 間接を押さえる・サポートすることにより、本来動かすうえでバランスを取ったり、位置を固定するべく働く筋肉達が脱力できる
  • それにより、末端の刺激が体幹に伝わったり、体幹から動き易くなったりするため、ほぐし効果が高い

例えば、上記の動画の「肘ぶらぶら」の場合。左手による肘サポートが無いと、肘を上げた状態を維持する筋肉や、カクンと肘を曲げたり伸ばしたりする際にバランスを取る筋肉をしっかり働かせなければいけません。が、軽くでもサポートがあると、それらの筋肉は脱力できます。それにより、腕の付け根である体幹部に振動が伝わり、ほぐす効果があるのではないかというわけです。

私が知る限り、こういう発想は高岡英夫さんの「ゆる体操」にはあまり見られない気がします。

日本コアコンディショニング協会のストレッチポールを使用したプログラムには、この発想に近いものがあります。が、道具を使わずどこでも出来るという点で、この「骨ストレッチ」は有用かと思います

おわり

運動前の静的ストレッチがパフォーマンス低下を招くことは、すでの多くの方がご存知かと思います。私もその事実を知って以来、それまでのみっちりやっていた運動前の静的ストレッチは全くやらず、動的ストレッチのみにしました。今は「骨ストレッチ」も組み込んでいます。

今後は、この「骨ストレッチ」をクライアントさんにも体感してもらい、パフォーマンスアップにつなげてもらいたいと思います。

気になった方は是非とも本書を読んで、実際にやってみてください。

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